学力・人間性ともに重視する方におすすめ

ブライトンカレッジインターナショナルスクールバンコクは2016年に開校された、英イングランドの名門ブライトンカレッジの姉妹校です。
ブライトンカレッジインターナショナルスクールバンコクのホームページ (英文) にも掲載されている通り、同校卒業生の学力水準はタイ国内のインターナショナルスクールでNo. 1ですが、同校は単に成績優秀者が集う学校ではなく、ローカルコミュニティーに対して積極的に慈善活動などによってその人間性も国内外から高く評価されるなど、総合的にも今現在タイ国内No. 1のインターナショナルスクールです。

ブライトンカレッジ (イングランド本校)とは？
ブライトンカレッジのイングランド本校はイングランド南東部サセックスに1845年に創立されたインディペンデントスクールです。
私立学校で、イングランドの大学入学資格試験であるAレベルにおいて全英第3位の水準を収めるなどその学力水準の高さで有名です。またその他多様な教養力や人間性の育成にも注目したカリキュラムなどが評価され、“England’s Independent School of the Year 2019”や英紙サンデータイムズの“UK School of the Decade”にも選ばれている名門校です。

プロフィール:
・ 在籍生徒数: 12～18歳 約1,200名 (うち約450名が寮生活をしています)
・ ユニークなカリキュラム (私立学校で初となる中国語の授業の導入や16歳以上では起業家精神を育てるカリキュラムなど)
・ ラグビーやクリケットなどのスポーツにも力を入れており、過去10年間で30名を超えるイングランドチーム代表を輩出
・ 2021年のAレベルでは95%がA*-A、 97%がA*-B  (受験者全体が3科目全てにおいてA*を取る生徒の比率はわずか8%に対し、ブライトンカレッジの生徒は44%が3科目全てにおいてA*を収めています)
・ ブライトンカレッジ卒業生の20%が毎年オックスフォード大学あるいはケンブリッジ大学に進学

ブライトンカレッジインターナショナルスクールバンコクについて

ブライトンカレッジインターナショナルスクールバンコクはUAE (アラブ首長国連邦) のブライトンカレッジアブダビ校 (2011年開校)、アルアイン (2013年開校)に次いで2016年に創立されたブライトンカレッジの3校目の姉妹校です。
(尚、2018年にはドバイ、2020年にはシンガポールにも姉妹校が開校されております)

バンコクでは幼稚園から高等学校 (2～18歳) の生徒を受け入れ、イングランド本校のカリキュラムをベースとした教育が行われています。
この結果、バンコク校もイギリス本校及びその他姉妹校同様非常に高い学力水準を誇っています。
直近2021年8月のAレベルでは卒業生11名のうち97%がA*あるいはAを収めていますが、これはタイ国内の全インターナショナルスクールはもちろんのこと、ブライトンカレッジ本校 A*-A 95%さえも上回る結果です。

［参考］
・ イングランド全体 A*-A比率 45%
・ バンコクプレップ (Bangkok International Prep and Secondary School) 卒業生のA*-A比率 55%
・ ハロウインターナショナルスクールバンコク (Harrow International School) 卒業生のA*-A比率 60%
・ シュルーズベリーインターナショナルスクール (Shrewsbury International School) 卒業生のA*-A比率 86%

また、余談ですがカリキュラムが異なるので単純比較はできませんが、入学時に日本などのように偏差値ベースの選抜試験を課していないため、タイのインターナショナルスクール卒業生の間では学力水準に関してそれ程差はありません。
例えば、国際バカロレアを提供している有名校NISTインターナショナルスクールの卒業生の平均スコアは世界平均 (IB) 32.9点/45点に対して37.8点/45点、アメリカンカリキュラムを提供している有名校バークレーインターナショナルスクールの卒業生の平均スコアは全米平均点 (SAT) 1,061点/1,600点 に対して1,118点/1,600点となっております。

尚、高い学力を有するタイ人生徒は日本と同様いわゆる進学校に学びます。
数ある進学校の中でも特にタイの最高学府であるチュラロンコン大学の付属校であるTriam Udom Suksa Schoolや、同国No. 2で医学部が有名なマヒドン大学の付属校のMahidol Wittayanusorn Schoolがそのトップと認識されています。
そういった学校に在籍する生徒の学力は日本の有名私立進学校の頭脳を凌ぐケースも少なくなく、例えば毎年開催される国際数学オリンピック (International Mathematical Olympiad) では、灘や開成などの日本のトップ校から集まったチームが世界第13位に対して、タイチームは3年連続で世界第5位となっています。

また、こちらもイングランド本校同様、単に単に成績優秀なだけではなく、優れた人間性も兼ね備えた人物の育成に力を入れています。
同校には自分の英語力を活かして恵まれない人たちに英語を教える生徒であったり、自分のお小遣いを集めて施設に寄付する生徒であったり、自分自身の恵まれた環境を社会に対して何らかの形で還元する姿勢を持つ先生・生徒が多数在籍しています。
この結果、創立わずか数年にも関わらず世界40ヶ国の261のインターナショナルスクールの中から選ばれたInternational School Awards 2022: Diversity, Equity, Inclusion and Justice Awardなど様々な賞を獲得しています。

その他
・ International School Awards 2022: Teaching and Learning ファイナリスト
・ International School Awards 2022: Community Building ファイナリスト
・ Thai Ministry of Education Outstanding Student Awards (タイ王国教育省により突出した生徒に送られる賞)
・ オックスフォードAQAアワード

生徒数

2～18歳まで約460名 ※ 2022年4月18日現在
うち外国人比率は約40%で、日本人生徒数は4名在籍

必要な英語力

入学年次によって求められる英語力は異なりますが、基本的に問題なく日常会話ができる英語力があれば入学可能です。
しかしながら、小学校高学年以降での入学時にはより高い英語力が求められることに加え、同校卒業生の学力水準などを理由に人気は高まっており、幼稚園児の入学など一部の学年の入学に対しては既にウェイティングリストが発生しています。

尚、同校はEnglish as an additional language (第2言語としての英語学習) という英語が母国語でない生徒に対しては放課後の英語授業をはじめとするサポート体制もしっかりとしておりますので、今現在英語力がそれ程高くなくともとりあえず受験してみるのがよいでしょう。

学費

受験料: 5,000タイバーツ ≒ 18,600円
入学金: 200,000 タイバーツ ≒ 744,000円
デポジット: 150,000 タイバーツ ≒ 558,000円 ※ 卒業時に返金されます

兄弟姉妹ディスカウント
2人目: (全員の年間授業料に対して) 5%のディスカウント
3人目: (全員の年間授業料に対して) 10%のディスカウント
4人目以降: (全員の年間授業料に対して) 15%のディスカウント

キャンパス・ロケーション

ブライトンカレッジインターナショナルスクールバンコクはバンカピ (Bang Kapi) と呼ばれる
日本人居住区スクンビットから車で20～30分程度で到着する場所にキャンパスがあります。

キャンパスは50エーカーの広大な敷地に複数の25メートル及び50メートルプール、400メートルの陸上トラック、テニスコートは4面、舞台や音楽発表会で使用される650席あるシアターなどがあり、これらは創立からまだ6年しか経っていないこともあり、最新のファシリティーを利用して学習することが可能です。

また、バンコク内の他のインターナショナルスクールに在籍する生徒約300名を招待して水泳大会を開催するなど、同校キャンパスでは定期的に他校生徒を集めてのイベントが開催されています。

入学試験

ブライトンカレッジのイングランド本校は競争率が非常に高く少なくとも入学1年前の願書提出が必須となっていますが、バンコク校では受験から合否発表まで1週間程度と短いことに加え、また入学試験も日本のように知識力を必要とするものではないにも関わらず、卒業時の学力水準は世界トップレベルというお得な学校となっています。

しかしながら、先述の通り、同校の学力水準向上に伴い入学難易度も上がってきていることから、
入学を希望される方は可能な限り早く受験されることをおすすめします。

カリキュラム

イングランド系のカリキュラムを提供しているインターナショナルスクールです。
内容はブライトンカレッジのイングランド校と同じものとなっています。

タイで人気のカリキュラムは？
今現在タイ全土には170、バンコクだけでも100を超えるインターナショナルスクールがあり、計66,700名の生徒が学んでいます。
このうち52%がイングリッシュカリキュラム (Aレベル)、32%がアメリカンカリキュラム、14%が国際バカロレア、その他カナダやシンガポールなどのカリキュラムが提供されています。

Aレベルとは？
イングランドのAレベルは日本の大学入学共通テスト (旧センター試験) に相当する試験です。
ただし、日本のように7科目も受験するのではなく、希望進路に応じて受け入れ大学側が定めている3～4科目の専門試験 (= 内容は大学1年生相当) を受けます。同じくインターナショナルスクールで提供されている国際バカロレアなどに比べても必要科目が少なく生徒への負担が少ないことや明確な将来のビジョンを持つ生徒に人気の選択肢となっております。

〘希望進路別カリキュラム〙
ブライトンカレッジのイギリス本校と連携し、オックスフォード大学、ケンブリッジ大学、そしてアメリカのアイビーリーグへの進学を目指すオックスブリッジプロジェクト (Oxbridge Project) や医学部進学を掲げるメディスンプロジェクト (Medicine Project) など他のインターナショナルスクールにはないプログラムを提供していることが同校の特徴です。
尚、このような取り組みの成果は既に出ており、次の8. 進学実績 (2021年) でも記載の通り、同校からはイギリスの国立大学医学部に複数名の生徒が進学しております。

進学実績 (2021年)

米ワシントン大学、英ブライトン大学 (医学部)、英マンチェスター大学、英ウォーウィック大学、加トロント大学、泰マヒドン大学 など
Reference: https://brightoncollege.ac.th/results

その他特徴

スペシャルエデュケーションサポート (Special Education Support)
バンコクのインターナショナルスクールでは教師1人に対する生徒数が基本的に10人以下となっており、
ブライトンカレッジインターナショナルスクールバンコクも通常時はこれと同様の比率となっております。
しかし、同校では教室内にさらにもう1人以上の先生が配属されており、これにより授業についていけない生徒をその場でサポートするというどこよりも少人数制で丁寧な教育環境を提供するための特別な取り組みがなされています。

学校基本情報